トマトは野菜か果物か音楽か



高峰伊織の新譜が5月5日に出るということで、わくわくソワソワと待ち切れない思いで彼女のCD聴き通してたんですが、やっぱりいいなぁ最高だなぁと極まってしまったので、今回は彼女が在籍するサークル『トマト組』について記事を書こうと思います。

※高峰伊織に関しては以前にも記事にしており(http://yumozi.hatenablog.com/entry/2018/09/19/235144)飯田ちゃんが衝動の赴くままに書ききった内容なんで、未読でしたら是非目を通して頂ければ幸いです。


さてvtuber世界でグループと言えば"箱"と称される事が多いですが、トマト組を箱と呼ぶのはちょっと違和感がある気がします。
というのも、トマト組とは元々FGOや東方などのゲーム(アニメ)音楽をjazzアレンジして演奏する同人サークルであったので、箱と呼ぶよりはそのまんまサークルと呼ぶほうがしっくりくるなぁというのが個人的な所感であります。いや箱だろうがサークルだろうが呼び方なんて人それぞれしっくり来る呼び名でいいでしょうし、真実私が語りたいのは中身の方なのですよ中身。

トマト組在籍中にvtuberとなったメンバー、ゲームジャズアレンジの方面で活躍するメンバー、vtuber活動のため加入したメンバーと居るかと思いますが、共通するのは全員が音楽ガチ勢だということです。
なのでトマト組を説明するに、「音楽ガチ勢サークルがvtuberとしても活動している」というのがわかりやすい構図でしょうか。
vtuber活動もゲームジャズアレンジも全部ひっくるめてトマト組!
一粒で二度美味しいぞtomato gummi!

そんなトマト組vtuberの紹介を今日はしていくのだ!(ゲームジャズアレンジの方もすごく良いのでそっちも是非聴いてほしいのだ!!)





◇高峰伊織
バーチャルジャズボーカリスト
YouTube https://m.youtube.com/channel/UCksCLL04bRIe61wnzZ7vXRg
Twitter https://twitter.com/takamineiori
初代トマト組vtuberであり、みんなのお姉さんにしてアイカツお姉さん。通称いおりん。
近年ではJAZZのみならず色んなジャンルの曲も歌って可能性を感じさせてくれます。それでも、彼女のボーカルの根底にJAZZがあるのはありありと見てとれるのが嬉しい。彼女の全てがJAZZになる。

・The Way You Look Tonight

https://m.youtube.com/watch?v=-ocUzKBkrc4

・夜色トリップ

https://m.youtube.com/watch?v=1Tyfrkf80V4




◇アシノ
ギタリスト作曲家
YouTube https://m.youtube.com/channel/UC1kKkE8nsURrytDCjxdMxuw/videos
Twitter https://twitter.com/ashino5din
彼こそがトマト組代表でありミスタートマト組。通称アシノン。作曲編曲ミックス伴奏ギャルゲーなんでもござれのすごい人。トマト組のみならず白上フブキやAZKiなどなど様々なvtuberの楽曲や演奏を受け持つすごい人(2回目)。
常に好き勝手やってるメンバー達を暖かく見守りサポートしてくれるお父さん。

・そばかす

https://m.youtube.com/watch?v=lWMxjghuzhs



そうそうたる顔ぶれ。




◇堺ことり
バーチャルエンジニア兼バーチャルピアニスト
YouTube https://m.youtube.com/channel/UCZfHZ_uBd7LQtDyXRoHXnRA
Twitter https://twitter.com/kotori_sakai
すでに個人Vとして活動してたところからトマト組加入した珍しい経歴の持ち主。通称ピヨちゃん。
おっとりとした喋りが大変にかわいい(かわいい)。一周年配信ではゾロゾロとトマト組主要メンバーが集結したりと人徳の高さがうかがえる。

・夜明け前のステラ

https://m.youtube.com/watch?v=Q0ot8m6WhzU
最高にエモい曲。




◇園崎ナクラ
バーチャルドラマー、トラックメイカ
YouTube https://m.youtube.com/channel/UCJ8hXgcSIMTQyLIQzcdYdxg
Twitter https://twitter.com/NSonosaki
理と哲学と情熱でもってドラムを叩くパクチー好きのギャル。通称ナクラっち。
彼女が作る曲は本当に素敵なのでみんなに聴いて欲しいし、CD屋でついついワールドミュージック棚に足を運んでしまうような人種にはクリティカルだと確信してます。

・Clap your body

https://m.youtube.com/watch?v=-m5dLwe1nzo

また、最近では堺ことりとユニットを組んでアルバム製作中とのこと。うーん待ち遠しい。




◇椿田りさ
バーチャルフレットレスベーシスト
YouTube https://m.youtube.com/channel/UCDFUpn8IiIUiGFlmzs8pEGQ/videos
Twitter https://twitter.com/risa_fretless
演奏、楽器改造、小物製作、イラストなど手広くディープにこなす。通称りさっぺ。
フレットレスのベースを弾きこなし、イラスト描けばバズったりのスーパー女子高生。


・透明な獺虎

https://m.youtube.com/watch?v=ZbVMYkaLSak
ああ〜、フレットレスの音〜〜!

椿田りさ、園崎ナクラ、そして卒業した椎名佳奈との三人でSheena Trioというバンドがあって、これがマジ良いので今日も飯田ちゃんはトマト組BOOTHでSheena TrioのCD在庫復活を待っている。(※DL版は販売しています)

椎名佳奈LAST LIVEはトマト組生配信の中でも屈指の名演だと思ってるので是非視聴されたし。
https://m.youtube.com/watch?v=BfJo3S_9bl0




◇アザミ
シンガーソングライター
YouTube https://m.youtube.com/channel/UCwhz9NwjkNELAH4v2KhHTSg/videos
Twitter https://twitter.com/azamissw
トマト組が誇る天才児にして愛すべき隠キャ。通称アーちゃん。職人気質の多いトマト組の中にあって、ひときわアーティストとして異彩を放つ。歌を通じてアザミという感性に触れられるのは、大変に上質な音楽体験となることでしょう。

・メリー・ゴー・ラウンド・アパート

https://m.youtube.com/watch?v=V_CiwcGjp9c



これはもう天才としか言いようがない。



待望の1stアルバム!







さて、これで現トマト組の主要メンバーを紹介した訳ですが(他にも神出鬼没でキャラがめっちゃ濃いドルフィンさん(https://twitter.com/dolphin_vpiano)とか、異次元なまでにピアノがうまくて凄い月島ハノンさん(https://twitter.com/hanon_moon)とかいるので是非チェックしてみて欲しい)
僕の拙い文章で彼らの有り余る魅力を十全に伝えられたかは自信はありません。
この記事はあくまで入り口として、その先は皆さんが各々にトマト組の魅力に浸かって頂ければ、書いた身としてそれに勝る幸福はありません。

噛めば噛むほど音が鳴る。絶品トマトどうぞ御賞味あれ。




了。

『人間たちの話』を買えなかった人間の話

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もうタイトルまんまで恐縮ですが、『人間たちの話』(著・柞刈湯葉)を買いに行ったら入荷してなくて買えなかったので悲しい、と。つまりそういう話。それだけの話です。言ってみればただの悔しい感情の発露なのですです。

湯葉先生といえば、自己増殖を獲得した横浜駅が本州の大半を横浜駅化するという『横浜駅SF』で知られる小説家で原作者で元研究者さん。

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他にも、地表がどんどん膨張していく世界で人力飛行機を作る大学生の話、『重力アルケミック』なんて最高に面白いので、もしあなたが未読であるならば是非読んでいただきたいと思う。

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さて『人間たちの話』であるが、これは湯葉先生初の短編集となっており、雑誌やwebに掲載した短編や書き下ろしが収録されている。らしい。

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その収録作のうちの一つ、「宇宙ラーメン重油味」。これが、短編集の中でも特にこれが読みたいんだ!

初出はSFマガジンとあるが、近所の本屋でSFマガジンとか見たこともなかったので、私は現時点でも未読なのである。「宇宙ラーメン重油味」とかタイトルからしてもう面白そうな予感がハンパないじゃん。"消化管があるやつは全員客"と豪語する店主の繁盛記、なんて絶対面白いに決まってんじゃん!

読む前から、手にする前から、まだ見ぬ『人間たちの話』に恋い焦がれて仕方ない。言うなれば、この記事は源氏物語読みたさすぎて出来た更級日記みたいなものだ。いや更級日記読んだことねーからわっがんねーげど。

とかく、僕の期待値はバリバリに高まっていた。ハートは熱く燃え滾ってはいたが、それでも頭脳はクールに冴えていた。その灰色の脳細胞が叩き出した解。すなわち、飯田が住んでる所は田舎だから、発売日に入荷はしないだろう。店頭に並ぶのは発売日の翌日だという結論だ。『人間たちの話』は3月18日発売。だから待った。一日千秋の面持ちで待った。朝から晩までイエローイエローハッピー歌いながら待った(一日 千秋)。そして来たる今日19日、仕事を終えた僕はちょびっと遠出し、デカさと品揃えに定評のあるイオンモールの本屋まで足を運んだのです。

だけど、だけど!いくら探しても見つからない。そんな馬鹿な。だって発売日が昨日なら今日には並んでる思うやんなあ!?売り場を亡者のようにぐるぐる探しても見つからないので、遂に最終手段[店員に訊く]を発動です。

「この本探してるんですが」

「この地域は発売日が1日遅れになるので明日入荷ですね」

「うん?そうなんですか」

いや発売日昨日やんか。

「あ、すみません待って下さい。あー、明日入るかどうか、ちょっとわからないですね」

「えっ、じゃあ明後日?」

明後日とか、宇宙ラーメンの麺が伸びちゃうょぅ……。

「いえ、祝日を挟むので確実に入荷してるのは来週になってしまいます……」

「マジか」マジか。

こうして飯田ちゃんは『人間たちの話』を手にすることなく、おめおめと帰り今に至るるるという訳であります。Amazon使えやと言われればそれまでなんだろうけど、だってだって飯田ちゃん旧人類だからAmazonなんてそんなハイカラなシステム手に余るねん。ああ、横浜駅は早く日本全土を横浜駅化して出版物の地域格差をなくしてくれぇーー!

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岐阜の隠れ家的BAR『TEEPEE.』


どうも飯田ちゃんです。

ブログの最初の書き出しって何書こうかいつも悩むんですが、悩んでも仕方ないのでえいやっと本題言っちゃいましょう。

今回は、BARです。ばー。

岐阜県可児市にあるBAR、『TEEPEE.』さんについて記事にしてみようと思います。

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ブログの最後にここでしか手に入らないお得な情報を載せておりますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。

 


さて、読者の中にはもしかすると、そもそも飯田みたいなコミュ障ダサ坊がBARとか大丈夫?あんな大人の社交場に行って生きて帰れる?爆発四散するよ?と心配されるかも知れませんが、大丈夫です!飯田ちゃん生還してきたやで。

むしろ、マスターのデカい懐と広い包容力によって、ダサ坊だろうがオサレboyだろうが安心安全どんと来い!みたいなとこがあります。

実際私もゆったり楽しくお酒を飲むことができました。

 

 

【TEEPEE.ってどんなBAR?】

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バーボンをメインに据えた珍しいBARです。

「そもそもバーボンって何?」くらいの認識だった私ですので、初めて行った時にはそりゃもう「なんかバーボン初心者でもオススメなの」「これ飲んでもらいたいっ!てやつを」「なんか適当に」と極めてふんわりした注文を繰り出したりしました。

その度に「えぇー…どれがいいかなぁー??あっ、コレとかいいかも」と真剣に選んでくれるマスターは良い人に違いない。

バーボンおいしい。

バーボン以外にも各種のお酒やソフトドリンクも取り揃えているので「バーボン専門っぽいから…」と尻込みする必要は全くナッシング!特に焼酎なんかは私がちょろっと本当にちょろっと分かる分野なだけ、思わず「おっ!」と声が出るようなモノが置いてあって嬉しい。

マスターがこだわり抜いたお酒や、ウン十年モノ、今じゃ生産停止でお目にかかれない奴、そんなのがゴロゴロ棚に並んでやがるのがTEEPEE.だ。そういったお酒のプロフィールを酔った頭で聞くのは中々に心地いいですゾ。

 

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ソビエト連邦時代(⁉︎)のお酒もあります。おそロシア……


葉巻や珍しい煙草、中には水煙草なんて物まであって愛煙家にも嬉しいところ。

 

 

【お店の雰囲気はどんな感じ?】

こんな内装です。

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まず店内の至る所に飾られた銃刀類に目を引かれるでしょう。私知ってる。男子ってこういうの大好きだよね!マスターは武具の知識も豊富なのだという。いよいよ素性が謎ががってきたなこの人……。

さては入店した時にマスターから投擲されるウェルカムナイフ。それを避け、命があった者だけが初めて注文ができるシステムなんですね!(違う)

ちゃんと刃先は潰して安全仕様になってるとの事でしたので、早速マスターの許可をもらって立て掛けられた刀剣等を抜刀してはカッコいいポーズで悦に入ったりしました。正直これだけで岐阜に来た甲斐があった。

他にもマスターが仕入れた謎グッズ、お客さんが持ってきた工芸品や謎グッズ、なんかわからんけど謎なグッズ達があり、見てるとテンション上がってくのは間違いなし。


そんな謎めいたインテリアとは裏腹に、大らかなマスターとの会話は楽しい。にこやかにインパクトのでっけぇエピソードを次から次へとブッコんでくれるので侮れぬ。やっぱ一番謎なのはこのマスターであろう。

 


【料理】

最初に事実を述べよう。TEEPEE.の料理はめっちゃ美味い。

 

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「とにかくガッツリ食べたい」て言ったら見たこともないデカさのステーキが出てきたの図

 

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チキンもさることながらソースまで残さず平らげてしまったので絶品である

 

「なんか食べるものください」て適当すぎる注文にもしっかり対応で美味しい料理が出てくるのだ。

「そういえば壁に書いてる料理のメニュー表って……?」

「あー、これはね。うん、飾りみたいなものだね」

「BARって詳しくないんだけどそういうものなんです?」

「いや、こんだけ適当なのウチくらいのもんでしょ」

「「がはははは!」」

というやりとりから分かるように、マスターの気分とマイブームと冷蔵庫の中身次第なので、決まった料理メニューはおそらく無い。なんかこういうのいいよね。

逆に、こういうのが食べたい!みたいな要望あれば事前に相談しておくと吉。

 


【飯田ちゃんの「これは飲んどけ」】

・通称『飲む干し葡萄』

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もうヤバイ。これはヤバイ。何がヤバイってお酒の正式名称覚えてない俺の頭が一番ヤバイ。まず香りが良すぎる。「あっヤバイこれ一生嗅いでられる…」て誇張なしに言えるくらいヤバイ。味も美味しくてヤバイ。これのためだけに足を運ぶ価値が十二分にある。記憶違いでなければ、このボトル分が無くなれば再びお目にかかることは無いかもしんないとかマスターが言ってた気がするヤバイ。

 


・コーヒー

いやそこはアルコール書けよと言われそうだけど、美味いんだから仕方ない。ぶっちゃけそこらのカフェとか喫茶店とか目じゃないクオリティーの一杯。なんかすんごい手間暇かけて淹れてくれる。もう喫茶店やればいいのに!(暴言)。酔いが回った頃合いに〆で頂くのが最高に沁みます。

 


【店舗情報】

開店時間、インターネッツで検索したら18時からって出てくるのだけれど、近年は22時頃から開店してる場合が多いので留意しときましょう。

22時から翌日の4時5時明け方くらいまでやってるそうなので、深夜の強い味方でござる。

休業日や営業時間等も事前に連絡すれば融通してくれる場合もあるので、まずは気軽に相談してみるのもいいでしょう。

連絡先はWEBサイト

もしくはツイッター

参考までに私はツイッターのDMで連絡取る場合が多いです。

店舗は岐阜県可児市新可児駅から東にズドーンと10分ほど歩いたらあるセブンイレブンの道向かいにある建物の二階です。

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近くにビジネスホテル(ルートイン可児)もあるので、遠方よりの来店でも安心ですね。

 


【待ちに待ったお得な情報!!!!!】

TEEPEE.に来店した際に『飯田ちゃんのブログをみた』と言えば、先着で5名様までなんと千円割引となります!

これはお得だ行くっきゃない!きゃない!!

「団体ならどうなるの?」とか「一人で何度も使っていいの?」とか、そういった話は全く詰めてないので、そのへんはマスターの意向次第です。俺は知らねえ。(丸投げの構造)

 

 

 

 

 

 

さて、この記事を読んでTEEPEE.が「BARって気になるけど敷居高そう…」みたいな人も安心して足を運べるお店だと伝わったならば幸いです。

岐阜に立ち寄った際には、もちろん岐阜県人も、飯田ちゃんイチオシのTEEPEE.に是非立ち寄ってみて下さい。

 

 

 

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竜と祭礼 ─魔法杖職人の見地から─ を飯田ちゃんの見地から

 

 

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『竜と祭礼─魔法杖職人の見地から─』

 


というGA文庫から出版されたライトノベルを読みましたので感想とか紹介をば。

何気に本についてこのブログで扱うのは(大谷さん回を除けば)初めてですね。

 


元々僕がこの作品を知ったのが、ツイッターイラストレーターさんが挙げてた表紙絵を見たのがきっかけです。

こうやって表紙絵がバズって作品認知度が広がるのって凄い時代だなぁと思ったり。

うん、エキゾチック褐色美少女いいよね……。

だってエキゾチック褐色美少女だもの、買うしかないわ。

 


さてさて本の内容はと言いますと、

師匠が亡くなり半人前の魔法杖職人イクスの前に、エキゾチック褐色美少女ユーイさんが杖の修理の依頼に来る。というのが始まりです。

エキゾチック褐色美少女さんにとって大切な大切な杖なんですが、その杖の芯材が未知すぎる。

調べるうちに、どうやら竜の心臓らしいぞ、と判明。えっ、でも竜って1000年以上前に絶滅してるし、やばたにえん。

果たして杖の修理は出来るのか!?


みたいなのがあらすじ。

 


魔法、竜、と来てつまるところファンタジーなのですが、むしろガチのファンタジーだと思うんですが、一般的に想像する剣と魔法のファンタジーかって言うと違うんです。

本のタイトルにあるように、あくまでも魔法杖職人の見地からってのがミソであります。

 


杖職人は杖を作ったり直したりが仕事で、彼らは人より杖を上に置く。

そんなもんで主人公のイクスさんときたら、無愛想で無礼で空気の読めなさときたら喧嘩商売の反町もかくやである。

エキゾチック褐色美少女ユーイさんもユーイさんで割と論理的なところあるし、杖修理に協力してくれる姉弟子モルナの店手伝いである天才少年オットー君に関しては、必要最低限しか喋らない。

あざといのは姉弟子くらいのものである。

そりゃあ作者がハードボイルドと定義するのも頷けよう。

 


そんな三度の飯より杖が好きな変わり者職人の見地で語られる物語だ。剣と魔法のド派手なバトルなどアウトオブ眼中で、ひたすら杖の芯材探しに没頭していく。

没頭しすぎてこの世界の民俗学の域まで足を突っ込んでいく。もう最高。

 


つまりジャンルとしてはファンタジーなのだが、それが高純度の正当ファンタジーなのか、ファンタジーの皮を被った別の何かか、あるいはその両方か。

少なくとも僕には分かりませんでした。

でもそんなのどうだっていいんですよ。だって面白いし。

 


最初の数ページ読んだだけで「あっ、これ、ガチで世界作り込んでる」て実感できるのは読者として幸福な体験ですし、

それでいて説明がくどくないのは、作り込んだ世界の一部をそれはこうだからそうなってるだけだと簡潔に述べているからだと思う。このへんがハードボイルドたる所以ですね。

 


民俗、国家、貧富の差、宗教、個人間などにおける相互不理解と相互理解のバランスも絶妙で、分かり合えない、関係ある、関係ない。そういった事態に向き合ったり折り合いをつけたりで少しだけ成長していくんですよ。もうたまらない。

 

・作り込まれた世界観が好き

・伝奇もの好き

・ミステリ好き

・このブログを書いてる飯田ちゃん好き

・エキゾチック褐色美少女好き


そんな方には是非オススメですので是非是非読んでいただきたいです。

あと最近、個人的に「◯◯が好きならコレも好き!」ていう紹介、あんま当てにならねぇよなぁと思っちゃったりするので、

とどのつまりなんでもいいから竜と祭礼みんな読もうぜ面白いから!!!!!!

 

 

 

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Artemisblueとビートセイバー

 

お久しぶりの飯田です。

量子コンピュータが出来たやらPS5が出るやらで一層加速していくインターネッツ世界ですが、そんななか未だネット環境が毎月毎月速度制限に怯えるスマホ一台な情弱マンがいるらしいですよ?

もちろん俺のことです。

 

なのに今回の記事はVRに重点を置いているという無謀っぷり。いいじゃない。だって可能性感じたんだ。

 


はい。では今回ご紹介させて頂きますは、Artemisblue(アルテミスブルー)さんでございます!

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彼女はVRのチャット(VRC)とVRゲームなどで活動されており、特にビートセイバーというVRゲームが動画のメインで評価も高いです。

今回の記事も彼女のビートセイバー動画について語っていく所存。

 


うん、ビートセイバー。皆さん知ってまして?

令和を生きるナウでヤングなインターネットチルドレンならロンモチご存知であろうチョベリグ音ゲーなんですが、

ご存知でない方のために説明いたしますと、音楽と共になんかこうガーーッて来たヤツを手に持ったライトセイバーでズザザザァーッて切り捨てていく爽快な音ゲーなのです。

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……俺もやったことねーもん。動画でしか見たことねーもん。雑な説明になるのは仕方ねーもん。

 


でもでも!ゲームを知らないほうが後で紹介する動画を見て未来を感じれるだろうし、ビートセイバーは知っててArtemisblueをまだ知らないって人がもしいたら、宇宙を感じちゃうから!

 

現に俺は未来を感じたし宇宙を感じたよ。

未来を感じた(はじめてビートセイバーを知った)時は「楽しそうなゲームだなー。まるで踊ってるみたいだ」って思ったのを覚えてる。

それが宇宙(Artemisblueを知った)時は「完全に踊ってるやん……!!」これですよ!

Artemisblueの凄いところ、踊るんです!ダンスダンスレボリュってんです!ビートセイバービートセイバー今夜は朝まで踊るよShake,shake shake my soulなんです!

どうぞ踊るArtemisblueを見てココロオドルって下さい!(ユビゴォォオーー!!)


 

 


どうでしょう?

宇宙に到達できましたか?

なんかもう凄いしカッコいいし可愛いしkawaiiしカワイイが過ぎる。Artemisblueめっさかわいい。これがアカシックレコードに刻まれし宇宙の真理だ!!


この動画について説明しますと、チャンネル開設1周年記念として今まで使用したアバターと棒(セイバー)を使ったのだそうです。

フルトラ(フルボディトラッキング。全身の動きがアバターと連動する的な意味だと思う多分)によってリズム感の抜群っぷりが良くわかりますし、振り付けの可愛さがもうはじめっからこの動きを想定してノーツ配置してんのかってくらい抜群にハマっています。抜群にきゃわいい。あかん語彙力が低下してきとる。かわいいの前に人間は無力だ。

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ひゃああああああかわいいいいいい!!!!!

ダメだ脳が溶けりゅぅ……!!!!!

メイド服かわいいあああああ!!!

ノーツが来てない時にクルッてこっち振り向くのかわわわわEeeee!!!!


ハァ……ハァ……あぶない。かわいすぎて正気を失う所だった。

実際、これ音ゲーとしてノーツ捌きながら踊るのって、めちゃくちゃ難しいんじゃないのかしらん?

ポップンミュージック8で星5が限界だった壊滅音感の僕では、逆立ちしたって出来そうにありません。この動画にしたって棒が透明になってるから普通に難しいんじゃないかと思うし凄いしかわいい。かわいい。

だってよぉ、棒が透明だと本当に踊ってるみたいでいや待てよ飯田なに言ってんだテメぇ棒が見えようが見えまいがピコピコハンマーだろうがArtemisblueはいつだって最高にダンシングでキュートなエンゼルに違いねぇだろああそうだなお前の言う通りだぜ飯田ァ!!!


 

 

ひょああああああああああああ!!?!!!

あああ!あっ、あっ、脳が溶けっ、あっ、魂が解放されっ、あっ、カワイイ過ぎて人としての形を保てなくなる5秒前5.4.3.2.1.ゼロ!ゼロゼロ!!ゼロォ!!!

あがあああああああああああああああ

!!!!!!!!!

こんなん暴力やん!かわいいの暴力やん!

お耳ぴょこぴょこ尻尾ぴょこぴょこ片足ぴょんぴょんで我が内の明鏡止水は破られて心ぴょんぴょんに至ったのん!!!!!!!

もうダメだ強い。最強にかわいい。人類に太刀打ちできるかわいさではない。異次元宇宙かわいい。気付けば毎日Artemisblueを見てしまう。

その中でも特にこのラスプーチンは飯田お気に入りで、野生の本能に従うがままにもう日に何回も見てる。かわいい。好き!


とはいえ投稿された動画は百を超え、最近彼女を知ったばかりのニワカである私はまだすべての動画を見たわけではない。

ひとつの動画もだいたい5分前後と見やすいので、すでに彼女を知っている方も、この記事で彼女を知ったという方も是非是非『俺のお気に入りArtemisblueの動画』を教えて欲しいです。

さあArtemisblueを見よう今すぐに。Artemisblueを見て失われた理性は、Artemisblueを見て取り戻すんだハリーハリーハリー!!!!!!!

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その名はヴァネドラ

 

 

どうも、不定日記の名に恥じぬ不定期っぷり、お久しぶりでございます。
ブログ更新が久しかろうが久しくなかろうが、書くとなればやっぱりバチュバ記事でしょうよ!


ではさっそく今回ご紹介しますのはこちら、
ヴァネッサ・ドラクル。通称ヴァネドラちゃんでございます。


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黒レ騎士(黒歴史)vtuber/くっころ女騎士系vtuber/悪役女騎士vtuberなどの肩書きを持つとおり、将来的にも現在進行形でも黒歴史となりうる動画をあげている女騎士さん。
ブラッドシルフ帝国で四大竜将で藍玉の騎士だもんだから超強いんだゾ!


という基本設定があるんだけど、こうして改めて文字に書き表せば、「ああ、中二病で痛い感じなのかな?」って思われ兼ねない。これはいけない。大変に嘆かわしい。あまりに浅い認識と言わざるを得ない。ああ忠告しておこう。中二病と判断するには君はまだヴァネドラちゃんを知らなさすぎる。


ならばこそ本記事では、ヴァネドラちゃんの動画をいくつか紹介しつつ、彼女の真髄に迫っていければと思う。

 

 

 

 


・イマジナリーフレンドとコラボ


まずこれですよコレ。大好きな動画。
『イマジナリーフレンドとコラボ』って発想が浮かんだ時点でもう勝ちでしょとしか言いようがない。
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イマジナリーフレンドだから、当然ぼくら視聴者には姿も見えなければ声も聞こえない。
なのに彼女は一人(四人)で楽しくお喋りしたり、果ては一緒にゲームしちゃったりしでかしている。
この動画がヴァネドラ初心者に最適な入門編だと彼女自身も明言していて、なるほどこういった優れたワンアイデアで、生配信ではなく動画形態を選択している事は、すこぶる親和性が高いのだと気付かされる。


とは言え、「コラボなのに一人」というのは確かにイタく、人によっては共感性羞恥が湧き上がり拒否反応すら伴うのでは?
実際彼女の動画は前提としてイタい場合が多い。だけれど待ってくれ。それでも、それで恥ずかしくて見てられないって事態には今までなかったりするんだ。


なぜか? 答えはヴァネドラちゃんは黒歴史を愛し、黒歴史から愛のあるエンターテイメントを作ることに心血を注いでいるからである!
仮に中二病で痛いのがコンセプトとしたら、そのコンセプトを昇華し最大限の笑顔を引き出す事こそヴァネドラちゃんのテーマなのだと、ぼくは勝手に信じ込んでいるのです。

 

 

 


・最低なvtuberがいた

・最高のvtuberになった


続きましてコレですよ。前後篇なので是非通して見て欲しいです。
無駄な場面が何一つ存在しない、惚れ惚れする見事な構成となってます。
この動画は本当にネタバレ抜きで見て欲しいので内容には言及しませんが、僕はこの二つの動画を芸術だとさえ思っています。大マジで。

 

 

 

 


・最近のvtuberに物申すッッ!!


最後はこれですよコレコレ。ヴァネっ子なら是非押さえておいて欲しい動画。
vtuberに不健康な人が多すぎる! そんな問題提起から始まり、『足つぼマットを敷いてダンスダンスレボリューション』って発想に行き着くあたりもうあたまヴァネドラちゃんでしょとしか言いようがない。

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超健康で音ゲーも得意なヴァネドラちゃんですので、足つぼマットになんか屈したりしないと豪語しますが、
なのに彼女は開始早々に痛みで声をあげてくっころしでかしちゃっている。


この動画の衣装に初任給を費やしたと彼女も明言していて、なるほどこういったイカれロックな初任給の使い道で、アニメーションではなく実写を選択している事は、すこぶるヤベーvtuberだったと気付かされる。

 

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とは言え、「足裏への刺激」は確かにイタく、人によっては苦痛のトラウマが湧き上がり拒否反応すら伴うのでは?
実際彼女の動画は前提として痛い場合が多い。だけれど待ってくれ。それでも、それで痛々しくて見てられないって事態は今までなかったりするんだ。


なぜか? 答えはぼくが足マッサージ器を買い、足マッサージ器によっての気持ち良さを日々享受しているからである!

 

 

 

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初任給で買うべきは衣装ではなく、足マッサージ器のほうが良かったのではないかと、ぼくは勝手に信じ込んでいるのです。

 

 

 

 


……はい、私の悪い病気が炸裂してしまいました。


あのですね、そのですね、ヴァネドラちゃんの魅力として『親しみやすさ』は特筆に値してもいいくらい絶対にありまして、紹介記事を書くならこのくらいネタに走らないと逆にヴァネドラちゃんに失礼じゃないかなーっていう思いからのアレです。
多分ファンの人も許してくれるし(大甘な見通し)、もしヴァネドラちゃんの目に止まったとしても、誇り高い女騎士ヴァネッサ・ドラゲナイさんは今宵ぼくたちは友達のように許してくれるかも知れません!


……………

 

 

 



つまるところヴァネドラちゃんは発想力と構成力を兼ね揃えた、女騎士衣装がバツグンに似合う最強の女騎士だってのが伝えたかった内容ですね。はい。

紹介記事だってのに、最初はすんごく真面目に書くつもりだったのに……

 

 


最早この記事でネタに走った事が、僕の黒歴史にならないよう祈るばかりです。

 


  くっころーーーーーー!!!!!!!

 

 

 

 


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さえきやひろの「ピ ピカソ」が素晴らしかった

 

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とまあ本日の内容としては、真実ブログタイトルに帰結するのみなんですけれど、家に帰るまでがブログ記事だって母ちゃんに育てられた我が身としては、やはりちゃんと書き残しておこうという気概でこうして自身の感動をなんとか言語化せんとして日本語に挑んでいる次第であります。

 


では早速本題。

 


さえきやひろ

というvtuberの、ある歌ってみた動画が僕のハートにクリティカルヒットをしたというお話です。

 


その歌とは『ピ ピカソ

 

 

 

元はポンキッキーズという番組で流れていた曲でして、ポンキッキーズの中でも特に印象深い有名な曲だと思います。

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いやオッサンな身で言ってるだけで、今の若い子は全然知らなくても不思議じゃないかも知れないけれど、

少なくとも自分の中では誰もが知ってる、そういう位置付けの曲で、つまるところ僕はこの曲が大好きな訳なのよ。

 


Wikipediaを見ればおおよその情報が簡単に手に入り、アマゾンレビューで地雷を見極めようとしちゃうインターネットの世界。物の良し悪しが簡単に測れる物差しが溢れている。

溢れすぎちゃってて善悪の判断なんて曖昧なんだよというカウンターものさばっている現状だ。そういう逆張りは嫌いじゃないのが捻くれ者な私ではあるのだけれど、それでも

ピカソもダビンチもいいかどうかは自分で決める」

という歌詞に、突き刺さるものがあったりする。

「当たり前のことなんて何にもないんだ」

と歌詞が続いてくあたり、やっぱりどうしようもなく僕好みの曲なんです。

 


だけどまさか、この曲をvtuberが歌うなんて夢にも思ってなかったもんだから、動画を知った時は大変に驚いたものです。

 


しかもただの歌ってみたじゃない。動画のアニメーションは自作の手書きときたもんだ。

このハイクオリティを……自作?!

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実は白状しましますと、僕は今までさえきやひろというvtuberを知らなかった。

この記事を書いてる今だって彼女の動画は未だにピピカソしか視聴していない。彼女のファンからすれば石を140㎞フォークで投げつけたいであろうクソニワカが僕だ。

クソニワカだもんだもんで、最初にこの動画見た時は「どっひゃースゲー!こりゃあ企業がアニメーターに受注してこさえた動画だべ!間違いねぇっぺ!」くらいに確信してたのに、よくよく見れば個人勢だったというね。よくよく見れば甲賀流忍者ぽんぽこの3Dモデルを製作された方だったといいね。

何から何まで驚きでした。技術系個人勢ハンパないって!さえきやひろを知ったその日から僕の地獄にピピカソが絶えない……。

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とかく。

いいかどうかは自分で決めると歌にもありますので、見るかどうか、合うか合わないかは結局のところ人それぞれでしょうし、軽はずみにオススメですなんて発言は控えたほうがいいのかしらん。

だけれど、さえきやひろのピピカソは歌もMVも編曲(かそかそさん@kasokaso1234)も最高に最高なんだと、そう俺が「良い!!!!」と思ったので、思ももももいどおりに全力でオススメしてこの記事の〆とさせて頂きます。

 

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